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競艇 会場案内
近畿地区 水面・コース
近畿 三国・びわこ・住之江・尼崎
三国

長方形のプール型になっており、淡水で水の流れはなく水面が硬いのが特徴。
夏場は海風が、冬場は強い北風が吹く。そのため年間を通してホーム追い風が多く、インコースが主導権を握る傾向が強い。
インコースの強さは数値にも表れており、2連対率は70%・3連対率は80%を超えている。インの強さを支えているのは、スタートライン上のコース幅が62mと全国でも有数の広さ。アウトの選手は1マークが遠く届きにくい。その間にインが逃げているというパターンが多くなるためである。
インが敗れるのは風を受けて流れた時で、2・3コースからの差しが決まる。また、進入が乱れたレースは4・5コースからのまくり差しが決まりやすくなる。いずれの場合も6コースは不利になる。コンクリート護岸に囲まれている影響で、2マークは引き波が残りやすく、逆転が見られることもある。
北陸地方にあるレース場のため、冬は雪の日が多く気温が下がり、湿度は高くなる。その影響で、ボートは乾きにくい。水を吸った分ボートが重くなり、起こしの足も重くなる。水面も荒れやすくなるため安定板を使用することも多い。
びわこ

日本最大の湖・琵琶湖の南端に位置するびわこボート。かつてはインの1着率が20%台の時代もあり 「全国屈指のイン受難水面」と称されていたが、2016年でみれば1年間のイン1着率は45.8%にまで上がっている。 ただし、これは1日に2レース行われているシード番組、さらに好枠に軸艇を配したシリーズ最終日の番組傾向に よる上積みが大きい数字。出力低減機が導入された以降も実力上位のイン艇が簡単に敗れるシーンも多く、 基本的にインが弱いという特徴は変わっていない。
要因としては
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①標高が約86mと高いため燃焼効率が他場に比べ悪く、一瞬の出足に影響を及ぼしている
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②ホームストレッチでは外伸び、逆にバックストレッチでは内伸びの水面特性があるため、インがまくられやすく差されやすい
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③1マークの振りが大きいレイアウトのため、同体Sならセンター、アウトが有利
などさまざまな点が挙げられる。いずれにせよ、準優や優勝戦など好パワーの面々がそろったカードで多彩な決まり手が見られるのがこのびわこボート。 以前のキャッチコピー「スイリとスリル」のフレーズ通り、ボートレースの醍醐味を存分に味わわせてくれるだろう。
住之江

そびえ立つスタンドから見る水面はまさに眼下で、選手の一挙手一投足がダイナミックに見える。細長いコース水面は南北方向に延び、夏は向かい風、秋・冬は追い風が多いが、四季を通じて無風の時が3割以上を占める。また、スタンドと大型映像装置が東西の風を遮るので、横風発表の日は年間を通じて1日もないことが多い。
チルトはMAX1.5までだが、ごく一部のアウト専科の選手しか使用しない。ライナーも使う選手はほとんどいなくなり住之江の特殊性は減ったのだが、硬い淡水という特徴は不変で、乗りやすくすることを調整の第一条件に挙げる選手が多い。特に返し波が発生する2マークのターンは難しく、地元選手はボートをしっかり向けて先行艇を差すケースが多い。ただ、手堅く回りたい時は先行艇の失速を避けて外マイに出ることも…。一方、進化系の超速モンキーターンを駆使する選手は住之江の2マークでも握って勝負できると少数派ながら自信を持っている。
インが強い住之江。番組的にインをより強くしているレース場とは違い、住之江は長い歴史の中でインが強かった。難しいのは2コースで、せっかくスタート行ってもインが伸び返すのでいったん落として差しに回ると、その外から3コースの握りマイに遭ってやられたりする。こうした2コースがスタート行った時のケースで、3コース同体、あるいは遅れた位置からの握りマイはイン選手にとっても見えない位置からの攻めになるので難敵。波乱を呼ぶ位置となっている。
尼崎

屈指の静水面として知られるボートレース尼崎。水質は、淡水で硬めだが、技が利きやすく、スピーディーかつダイナミックなレースが数多く見られる。
季節を問わず、向かい風が吹くことが多いが、低気圧が近づいたり、雨天の際は、追い風に変化する。それでも1~5メートル程度の風では、レース展開にそう影響はない。ただし、6メートル以上の風になると、向かい風の際は、スロー勢の立ち上がりが鈍くなり、まくり が決まりやすく、追い風の際は、1マークで握ると強風にあおられ、舟が流れるため、差し(特に2コース)が有効になる。
近年、1コース1着率が、50%を超えるインの強い水面へ変貌。1マーク、2マークが一直線なのも要因のひとつだが、出力低減モーターへの変更や、プロペラ制度の変化により、機力差が縮まったことも拍車を掛けたイメージ。しかし、インが強いと言っても、ある程度のパワーや技量が伴っていないと、簡単に逃げ切ることはできない。対岸の広い1マークは、センター、アウト勢も思い切ったターンができるため、しばしば全速まくり、全速差しも決まる。データ面では、イン優位に違いないが、バラエティーに富んだ決まり手が生まれるプールでもある。水面コンディション、番組…、ハードとソフト両面を吟味して、推理の手立てとしたい。
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